中国本土の個人投資家による香港投資口座に対する新たな規制措置

水, 27 5月 2026

2026年5月22日、中国証券監督管理委員会(CSRC)は本土の複数の規制当局と共同で、違法なクロスボーダー証券活動を対象とした、特別是正計画(取締行動)を開始した。これと並行して、香港証券先物取引監督委員会(SFC)および香港金融管理局(HKMA)も通達を出し、本土の個人投資家口座に対する管理措置を強化した。

今回の3つの重点措置は、本土の個人顧客のみに適用される。

  • 虚偽書類口座の遡及審査:規制当局からの要請に基づき、関連機関は2023年1月以降に開設された口座に対して遡及審査(ルックバックレビュー)を実施し、不審な書類や偽造書類が関わっている可能性のある口座を特定した上で、速やかに閉鎖措置を講じる必要がある。
  • 残高ゼロの休眠口座のクリーンアップ:2026年5月22日時点で残高がゼロであり、かつ過去12カ月間に取引活動がない本土の個人口座について、複写(レビュー)を行い、一時停止および閉鎖しなければならない。ただし、顧客が再有効化に必要な手続きを完了した場合はこの限りではない。
  • 新規口座の資金源に関する宣言要件の追加:新たに口座を開設する本土の個人投資家は、その投資資金が中国本土以外で発生した合法的な資金である旨を、書面で宣言しなければならない。

これら一連の措置は、中国本土と香港の金融規制当局間の連携と協調を体現したものであり、本土の個人投資家による海外投資活動に対する監督管理の枠組みを一段と強化するものである。同時に、クロスボーダーおよび海外(オフショア)の資金流動に関するコンプライアンス管理と反マネーロンダリング(AML)規制の要件を厳格化し、クロスボーダー金融活動における透明性と規制の規律(ガバナンス)を向上させるものである。

https://www.csrc.gov.cn/csrc/c100028/c7634326/content.shtml

https://brdr.hkma.gov.hk/chi/doc-ldg/docId/getPdf/20260522-10-TC/20260522-10-TC.pdf

https://apps.sfc.hk/edistributionWeb/gateway/EN/circular/intermediaries/supervision/doc?refNo=26EC29

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